食欲不振症例
食欲不振症例
当院の治療効果であり鍼灸一般のものではありません。また、効果には個人差があります。
症例1
患者
40代女性
来院
2017年1月
症状
昨晩飲み会に行って少しだがワインを飲んだ。その後気分がわるくなりそのまま我慢して寝てしまったが、翌朝起床後も胃のあたりがつまる感じがして気分が悪く食欲がでない。
以前も食欲が出ない時に鍼灸をうけて調子が良くなった事があったので今回も治してほしいと来院された。
治療と経過
胃がつまる様な感覚が一番辛いと言う事なので、患者さんに示して頂いたお腹の周囲を丁寧にしっかりと触診を行った。すると患者さんが訴える場所以外にもお腹を軽く押すと気持ちが悪い箇所が現れた。また、背中も関係している事があるので背中を診ると右の肩甲骨の下角より少し下あたりに硬さがあった。
お腹の反応が出ている場所に対応した足と手に鍼をしてしばらく時間を置いた後、身体の状態をお聞きすると7割ぐらい良い感じがすると言う事だったので、背中の硬い部分に鍼をした所、残り3割も良くなった様で胃のつまり感が取れ食欲をわいてきた様であった。
使用したツボ
曲線、築賓、曲池、T9(2)
考察
慣れないワインを飲んだ為か、少量のアルコールであった様だが胃の調子を崩し食欲不振になってしまった。鍼は、運動器疾患だけではなくこの様な消化器症状にも有効である。