肩コリ症例
肩コリの症例
当院の治療効果であり鍼灸一般のものではありません。また、効果には個人差があります。
症例1
患者
50代男性
来院
2016年8月
症状
小学校5,6年の頃からであるが、雨の降る前や曇って湿度が高い時などに、体全体がだるくなる・力(パワー)がでない・眠くなる・肩が凝る・腰が痛むなどの症状がでる。本日は、肩こり・体がだるい以外の症状は出ていない。特に気になるのは肩こりであった。触診すると左右の肩に硬いコリが触れる。特に右のほうが硬さ・張り・圧痛が強い。
治療内容と経過
雨の降る前や湿気の高い時に不調になるとの事なので、湿気が影響していることは間違いないと考え湿度に関係する足のツボに鍼を刺し10分置いておいた。
その後、うつ伏せの体制になり、患者さんと一緒に肩コリの位置と硬さの感覚を共有し鍼施術を行った。まず、肩こりの症状が強い右側を改善する為に左の背中にある肩こりのツボに鍼を張り付け再び患者さんと肩こりの硬さを確認し柔らかくなった事を確認した。その後、左側も同様に施術し10分程そのままにした。最後に再び患者さんと共に確認すると左右の肩こり(硬さ、圧痛)、体のだるさは無くなっていた。
考察
湿度によって体調が崩れる方は、実は非常に多いと思われる。体がだるい(特に手足がだるい)などは、湿気が原因である事がある。また、肩コリの原因はコリがあって押して痛い所が原因では無く、他に原因がありバランスが崩れる事により肩コリが起こる事が多いので本当の原因である場所を施術しないと良い結果は得られない。