股関節痛症例
股関節痛症例
症例1
患者
10代男性
来院
2015年2月
症状
一か月前に、サッカーをやっていて左股関節に痛みが出た。徐々に痛みが激しくなり来院時はボールが蹴れない状態であった。整形外科にも通院しており、そこでは恥骨結合炎と左内転筋の損傷と診断された。
仰向けに寝て、左股関節を曲げてお腹に付けようとすると左股関節の鼡径部に激しいいたみが出現。また、仰向けの状態から上体を起き上がろうとすると左股関節の鼡径部に激しい痛みが出現する。
治療と経過
三か月程前には、右股関節に痛みがあった為、左股関節に負担がかかり症状がでたと推測した。まず、股関節のどの部分が一番痛むのかをピンポイントでとらえその箇所をターゲットにし、左膝から下にあるツボの反応を確認して一つずつ痛みを取っていった。4回の施術で走る際の痛みは消失し、またサッカーでボールを軽く蹴る際の痛みはなくなったが強く蹴ると痛みは残存。5回目の施術で初診時の仰向けで起き上がる際の鼡径部痛はなくなった。その後、股関節の痛みは無くなりサッカーの練習にも参加できる様になったが腹筋に痛みが出現した。すべての痛みが無くなるまで合計10回の施術を必要とした。
考察
最後の大会にはどうしても出場したいと言う気持ちが伝わってきて施術する側としては焦りとプレッシャーがあったが、サッカーをやりたいと言う気持ちが非常に強く施術にはとても積極的であった事が治癒に至った大きな要因だと感じた。