生理痛症例
生理痛症例
当院の治療効果であり鍼灸一般のものではありません。また、効果には個人差があります。
症例2
患者
40代女性
来院
2016年10月
症状
一昨日から生理が始まり、本日は生理痛が辛い。下腹部に差し込む様な痛みがあり、腰痛も伴い痛みの為背筋を伸ばせない。それに加え吐気もある。お話を伺うと生理痛は、生理が始まった時が一番強くだんだんと軽くなる様で今日から明日あたりが痛みのピークと思われる。
治療と経過
下腹部の差し込む痛みが出ている箇所を患者さんに示して頂き、そこを腹診すると圧した際に右よりも左側に痛みが強い事がわかった。また、腰痛の場所を確認すると下腹部の生理痛に伴って出現する痛みだった為、そこに効果のある足のツボに刺鍼し10分程置いておいた。その後、下腹部の痛みを確認すると圧した際の痛みは軽減していたが、なんとなく重い感じが残っていた。また、腰部の痛みと吐気は消えていた。下腹部の重さ(鈍痛)は残ったが十分な効果があったとして治療を終えた。
同時に治療した症状
腰痛、吐気
使用したツボ
元瑠
考察
症状が複数あったがそれぞれの症状に結びつきがないか、患者さんに話を良く聞き一つの原因を導き出す事が必要だと感じた。そうすれば、少数のツボで複数の症状を改善する事ができると思う。
症例1
患者
20代女性
来院
2016年8月
症状
生理前になると、下腹部が痛む。今回は、右下腹部に痛みがある。そと共に右腰に痛みがある。右腰の痛みは、安静にしていても痛みがあるし、動きはじめの時にも痛みを感じる。
治療と経過
腰の痛みと下腹部の痛みは共に右側に症状がでている事などから、腰と下腹部の痛みは関係あると考え、婦人科疾患に関係のある足のツボに鍼をして置いておくと、下腹部の痛みは徐々に減っていき10分後には、痛みは無くなった。
腰の痛みは10→5程度に軽減したが、痛みが残っていた為、足のツボに鍼をしたところ痛みが2になったので終了した。2回目では、長い時間ソファーに座っていて立ちあがる際に右腰が伸びないといった症状が出たが、左腰に鍼を貼る事により症状が軽減した。後に患者さんに話しを聞いた所、右腰の安静時痛や伸ばす際に痛みは出ていないようだ。
使用したツボ
曲泉、殷門、右三焦兪