鍼灸は初めて
鍼灸が初めての方へ
鍼灸とは
浜松はりきゅうASAに来られる患者さんの中で「鍼灸は初めて」と言う方は全体の70% 程です。むしろ、過去に鍼灸を受けた経験がある方のほうが少ないとようです。
辛い症状を改善したいと思う時の選択肢の一つとして鍼灸治療を考えて頂けたらと思います。
もし「辛い症状があるけどどうしたら良いのか」、「鍼灸が良いと聞いたけどどうだろう」と考えた時、 どんな治療法かイメージできない事により、怖いイメージや痛いイメージを持ってしまい鍼灸治療を敬遠してしまう事が無い様に鍼灸の良さや特徴を解説します。
鍼はどんなものを使う
金、銀、ステンレスが主な材質です。
最近ではどこの鍼灸院でも使い捨て(ディスポーザブル)の鍼を使用しているので、ステンレスの鍼を使う事が多い様です。
鍼を置くシャーレなども使い捨てのものがありますが、ステンレスのものを使用し、使用後はオートクレーブ滅菌といった方法で衛生管理をしています。
鍼の長さと太さ
一般的な長さとして1寸(30mm)、1.3寸(40mm)1.6寸(50mm)2寸(60mm)などがあります。
太さは1番(0.16mm)2番(0.18mm)3番(0.20mm)4番(0.22mm)5番(0.24mm)などがありますが、都合がつけば鍼灸師が鍼業者に依頼して自分の好みの鍼を製造してもらう事もあります。
灸はどんなもの
灸はモグサと言うものを使って行います。モグサはヨモギの葉を乾燥させてつくられます。
お灸と言っても直接灸用モグサと間接灸用モグサを使う場合があります。
直接灸モグサは患者さんの肌の上に直接載せるお灸で柔らかく良質のものを使います。
間接灸用モグサは、直接患者さんの肌には載せず間接的に熱を伝える時に使います。
比較的粗いモグサを使います。
鍼灸の効果
身体にあるツボと言う所に鍼で刺激をする事で、病気の予防や治療をします。
その結果として、痛みを無くしたり、自律神経、内分泌などの調整をする事で身体全体の血流や筋緊張の改善を行い症状や病気を改善させる効果があります。
東洋医学の特徴
病気になったり、ケガをしたりすると病院に行きます。
病院で行われる医療は西洋医学です。西洋医学は、画像やデータ、などを客観的に診て診断をするものです。
その診断に基づいて薬をだしたり、処置をしたり治療をします。
かたや東洋医学は、患者さんの体質や身体の動かし方などを診ます。
画像を撮ったり検査をしてデータを取ったりするして原因を探す西洋医学に対、東洋医学は患者さんのお話を良く聞いて原因を突き止め治療方法を決めるます。
西洋医学ほど患者さんの症状に固執して治療する事はしません。
「この症状だからこの治療をしましょう」とは決められないのです。
同じ症状でも原因が違う場合が東洋医学にはあるのです。
原因がはっきりしない症状では東洋医学が活躍します。
その症状がでている原因を患者さんの身体全体から探し出し治療します。
患者様の割合
どんな人がやってる
鍼灸を用いて治療ができる人は、「鍼師」・「灸師」と言う厚生労働省認可の国家資格を取得しています。実際には、学校を卒業し国家資格を取ったとしても患者さんを治療できるスキルは身についていないのが現状です。資格を取ってから実践的な勉強をする必要があります。
いくらかかる
当院もそうですが、基本的に実費治療で行っています。保険治療を行っている鍼灸院もあります。
実費治療で¥3,000~¥5,000程度が相場です。中では¥10,000の所もある様です。
どこで受けられる
お近くの鍼灸院または、鍼灸接骨院(整骨院)で受ける事ができます。
鍼灸院では、市町村の保健所が立ち入って認可を出しています。
待合室の広さや衛星機器など法律で決まった条件を厳しくチェックされて許可がおりる為、患者さんは安心して鍼灸院に行くことができると思います。