古傷は痛まない
" 鍼 "
静岡県浜松市中区の立川堂すみよし鍼灸院・浜松巻き爪矯正センターです。
「古傷が痛む」という言葉があります。
「昔のケガした所が痛む」といった感じでしょうか。でも、昔のケガした所っていつまでも痛むでしょうか。
答えはNoです。
例えば、太ももの裏を肉離れしたとしましょう。その時は、筋肉の細かい部分が断裂を起こし筋組織が損傷され痛みが起きます。当然、筋肉の損傷ですから痛みで動こうとしても上手く動けません。
だいたい軽い筋肉のケガであれば2~3週間で自分の身体の中で自然に治っていくものです。無理をしてそのケガした箇所に負担をかけていれば治る期間も長引いてしまいますが。
当院には「昔ぎっくり腰をしてから腰が痛む」、「一年前に肉離れしたところが動かすと痛む」と訴えて来られる方がいらっしゃいます。
以前、ケガをした所が痛むからと言ってそこが原因ではないかもしれません。
人は、ケガをした時に痛む箇所をかばって動きます。これは、人間の防衛本能です。
そして、徐々に身体の中でケガの部分が修復されますが、修復された後でもかばって動いていた時の身体の動きを脳は覚えています。
かばって動いていていた状態から、身体の軸を修正できないまま生活しているので、負担がかかり痛みがいつでまでも続いてしまいます。
私たちは痛いから動けないではなく、ちゃんと動けていないから痛みが出ると考えます。
鍼で軸を戻してあげればちゃんと動け、痛みも改善されます。
先日も、5年以上前に膝を傷めて以来、痛くて正座ができない患者さんが来院されましたが、無事正座ができる様になりました。
「昔ケガした所がいつまでも痛い」と言う方、ケガは治っていて他の原因が痛みを出している可能性があります。
「立川堂すみよし」に是非ご相談下さい。
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